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TOM

​教養と学識の生活クラブ

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第二次世界大戦後、日本は国家が道徳を主導しなくなった。欧米では、政教分離で、やはり国家が精神道徳を教えるということはあまりなかったが、教会があったので、宗教によって市民の精神道徳は保たれていた。

今日本に、戦前の国家に替わるほどのキリスト教のような大宗教が出現するという期待もあまりできない。そもそも日本はかんながらの国ではあるが、現代では総じて世俗的である。

精神や生活を律する共同体は、宗教という形而上学を伴う必要性はかならずしもないはず。ふつうの市民の討議によって民主主義的に可能なはずである。

とはいうものの、まったくだれでも参加するような体制だと、ある程度高尚・良心的なメンタリティーの人は、あらあらしい雰囲気では正論を述べにくいというのも事実である。

ゆえに、ある程度の教養と学識・人格と良心ある市民のコミュニティーをまずネットに設立したい。人が増えたら、リアルにも進出したい。

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